皆様こんにちわ。
人生を輝かせる”帝王の開運輝学”導き手の鴨岡志門です。
今回は『卜術』について、種類やメリットデメリット等を掘り下げていきたいと思います。
この記事を読めば、下記の事が分かります。
(いずれも個人の感想です。習得難易度なども、興味やモチベーションにより個人差があります。目安として捉えていただければと思います。)
この記事を読めばわかる事
- 卜術とは何か?
- 卜術の種類には何があるのか?
- どの占いが何に向いているか?
- どの占いを勉強するべきか?
- 習得の難易度はどれくらいか?
さて、貴方にはどの占いが向いているでしょうか?
『卜(ぼく)術』は世界最古の占い
そもそも『占い』の漢字の由来は『卜(ぼく)』と『口(くち)』を合わせた漢字で、それぞれ
卜 | 骨を火にかけた時の割れた形の事 |
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口 | 結果を口で伝える事 |
という事を意味しています。
太古の中国・日本では、亀の甲羅や獣の骨などを焼き、その亀裂によって吉凶を占っていました。
引用元:三浦周行 – 『即位礼と大嘗祭』京都府教育会より。, パブリック・ドメイン, リンクによる
また、卜術は世界最古の占いと考えられており、歴史学的にみる最古の占いは
マリで発見された紀元前19世紀頃の肝臓占いです。
ちなみに肝臓占いとは、古代メソポタミア、バビロニアで頻繁に行われていた前兆占いの一種で、羊を生け贄にして肝臓の形状を調べ、その特徴や異常を明らかにするというものです。
肝臓には、『信託の形で依頼者の運勢が表れている』と考えられていたためで、マリ王宮から動物の肝臓の模型が多く発見されており、それぞれに特徴と予言が書き込まれています。
『卜(ぼく)術』とは偶然から吉凶を判断する術
『卜術』は『運命学』の内の一つです。
前項の様に『卜(ぼく)術』とは、何かしらの道具を使って
「今、この瞬間に偶然に出た結果(カードの絵柄やサイコロの目など)」から、出来事や運命の行方、物事の吉凶を推理していくものです。
『卜術』とは、カードの絵柄やサイコロの目などの『偶然性』から、具体的な出来事や状況を占うもの。
『卜術』の種類と内容
続いては、『卜術』の種類についてです。
ざっくりとは下記の通りになります。
『卜術』の代表的な種類
- タロットカード:知名度抜群のスタンダードな占い。78枚のデッキを扱う
- ルノルマンカード(ジプシー占い):36枚すべてのカードを展開するグランタブローという占法も圧巻
- オラクルカード:常にポジティブなメッセージを必要な人に届けてくれる素敵なカード
- ホラリー占星術:『時間占星学』と呼ばれ、非常に複雑かつ占い師の力量が要求される占い
- マンデン占星術:国家や巨大な組織、政治、社会動向などを占う時に使われる西洋占星術
- ルーン占い:魔除けの効果があるルーン文字という古代語を使った占い方法
- 易占:東洋では最も古い占い。陰陽、五行、八卦、64卦などの形式で森羅万象を捉え、宇宙自然の法則・状態を表しているとされるもの
- 太乙神数:未来予測に長け「国家の大事」を占うのを得意としていた占術。習得が最も難しいとされている
- 皇極経世:「国家の大事」を占うのを得意としていた占術。”梅花心易”を完成させた邵康節さんが”皇極経世”をまとめた
- 六壬神課 金口訣:諸葛孔明や天武天皇、安倍晴明が使った占術としても有名
- ジオマンシー占い:大地の力を用いる占いで、偶数と奇数を4つ組み合わせた、16種類のシンボルで占います。
- 水晶占い:水晶玉を使って、水晶玉に映る陰影から様々な情報を読み取ることが出来る占い
- おみくじ:神社で引けるありがたい奴
タロットカード
タロットカードとは、22枚の「大アルカナ(Major Arcana)」と56枚の「小アルカナ(Minor Arcana)」の合計78枚のカードを使い、偶然出てきたカードやその配置・正位置や逆位置を診て質問の答えを導き出す占い方法です。
卜術・卜占としては、知名度は群を抜いている占い方法です。
一般的に占いを想像する人はこのタロットカードを想像する人が多いのではないでしょうか?
知名度が高い事から、初学者が学べる環境が多いのも特徴。
独学でも学びやすく、一般の方でも趣味でタロットカードを扱っている人も多いです。
書籍も数多く出版がありますが、占い師独自の解釈が入りすぎているものがあったりと玉石混交なイメージがありますので、勉強するときには一冊だけでなく複数の書籍を参考に学ぶのが良いです。
スクールに通って学ぶこともおススメですね。
また、下記の通りタロットカードの中にも種類があるのでその点注意が必要です。
マルセイユ版
マルセイユ版は16世紀から18世紀の間にフランスで広まった、現在のタロットカードの原点とも言える版です。
ライダー版
ライダー版は1909年にアーサー・エドワード・ウェイトが制作しライダー社から出版されたものです。
アーサー・エドワード・ウェイトが所属していたイギリスの魔術結社「黄金の夜明け団」の教義を元に作られています。
現在のタロットリーダー(タロットを読む人)が使っているスタンダード版はライダー版がほとんどだと思います。
ウェイト版
ウェイト版はライダー版をもとにライダー社から出版されているタロットカードで、基本的なルールや解釈はライダー版と同じです。
『ライダー版(ウェイト版)』などと表記されているものもあり、こちらもスタンダードなタロットカードになります。
トート版
ライダー版の制作者ウェイトと同じく「黄金の夜明け団」の一員であったオカルティストで、20世紀最大の魔術師とされるアレイスター・クロウリーが独自の解釈を加えたものがトート版と呼ばれるタロットカードで、1969年に出版されました。
マルセイユ版、ライダー版とはカード構成が大きく違うトート版(カードの名称にも変更があります)ですが、根強い人気を誇っています。
さらにトート版に関しては、正位置や逆位置という概念が取り入れられておりません。
トート版は、タロットカードの内容を理解した後の上級者向けになると思います。
習得難易度 | |
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一口メモ | 卜術占いの王道!
とりあえず、かじっておけば問題なし! 初学者でも学びやすい環境が整っている。 書籍は自分に合ったものを選びつつ、複数の書籍で勉強をしよう! まずは、ライダー版ウェイト版のタロットカードを使って学びましょう。 スクールに通うのもおススメ。 |
初心者おススメ度 |
ルノルマンカード(ジプシー占い)
ルノルマンカードとは、36枚の象徴カードを使って、本人カードやキーカードの位置、そしてそのカードを取り巻く周囲にあるカード情報から今の状況、そしてこれから先の未来の状況について具体的に知ることができる占いです。
その的中率はとても高く、フランス皇帝であるナポレオンも助言をもらっていたといわれています。
また、36枚すべてのカードを展開するグランタブローという占法も圧巻です。
タロットカードのような正位置や逆位置と言った概念は無くカードが象徴するキーワードもさほど多くはありません。
1枚のカードで読むというよりは、コンビネーションリーディングという2枚のカードを”主語”・”述語”の様に合わせて読み解くのが一般的です。
一昔前はオラクルカードの一種として、あまり日の目を見ないカードでしたが、最近ではメジャーとなりつつあるようで、書籍やスクールも多くなってきています。
タロットカードよりも枚数が少なくシンプルな構成なので初学者でも学びやすい環境が用意されています。
ただし、シンプル故に読み時にはある程度の経験値が必要になってきます。
習得難易度 | |
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一口メモ | 36枚のシンプルな構成と読み解きの出来るカード。
象徴するカードの意味も複雑ではないため読み解きやすい。 コンビネーションリーディングがしっかりと出来るようになれば怖いものなし。 初学者でも学びやすく、カードもオシャレなものがある為楽しく学べます。 シンプル故の難しさがありますので、スクールに通うのもおススメ。 |
初心者おススメ度 |
オラクルカード
オラクルカードとは、デッキにもよりますが、おおよそ40-50枚のカードを使って占うカードです。
そのルーツは、聖書を使って占う書物占い(ビブリオマンシー)を現代風にしたものともいわれており、現在日本では数百種類のオラクルカードのデッキが販売されております。
他のカードとの大きな違いとしては、タロットカードやルノルマンカードは『人の気持ちを知ったり、未来予測をするために使われることが多い』のが特徴の為、マイナスな結果が出出ることもあります。
しかし、オラクルカードは、『今のあなたに向けたメッセージ』として使われることが多く
『一人で悩みすぎないため』とセルフケアとしての使い方をされるのが特徴です。
そのため、カードに込められた意味は全てポジティブなものになります。
カードの枚数は定められておらず、カードに描かれるモチーフも自由で、正位置や逆位置の採用も無いため縛りが少ない自由なリーディングが出来ることから初めての人でも触りやすい事が挙げられます。
習得難易度 | |
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一口メモ | 常にポジティブなメッセージを必要な人に届けてくれる素敵なカード。
ルールによる縛りや制約も少ないため初学者でも手に取りやすい。 デッキによって癖やメッセージの違いなどもある為、別のデッキを扱う場合には勝手が変わってしまう事もあります。 デッキの絵柄にシンパシーを感じるような、直感タイプの人には相性が良いカードかもしれません。 |
初心者おススメ度 |
ホラリー占星術
ホラリー占星術とは、西洋占星術の一つです。
英語で「HORARY」は、「時刻に関係する」あるいは、「その時間において」という意味があります。
ホロスコープの「ホロ」(HORO)がラテン語で「時刻」を示すのと同様に、ホラリー占星術もまた「時刻」が深く関わっている西洋占星術です。
ホラリー占星術では、主に占う『その瞬間』の時間を切り取り、チャートを出して、それを元に占っていくことになります。
占う『瞬間』を切り取るために、その日、その時刻を使うというのは偶然性の出来事であることから”卜術”に分類されています。
日本では『時間占星学』と呼ばれ、非常に複雑かつ占い師の力量が要求される占術であるため、現在日本においても本当の意味でこの占術を使いこなせる人は数少ないと言われています。
いきなりホラリー占星術に入るよりも、まずは西洋占星術を学んだ人が派生として覚えるには適してた占いではないでしょうか?
習得難易度 | |
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一口メモ | 西洋占星術の一つ。
質問者が占いの質問をした『その瞬間』を重要視し、占いチャートを作成して読み解く占い。 多くの知識と、応用力等、占い師の力量によって占断結果が左右されてしまうため、初学者にはあまりおススメ出来ません。 とはいえ、西洋占星術を一通り覚えた人であれば、理論の理解も早いと思われますので、“命術”の西洋占星術を覚えた人には派生しやすい占い。 |
初心者おススメ度 |
マンデン占星術
マンデン占星術とは、西洋占星術の一つです。
マンデン占星術は、他の占いとは毛色が違います。
というのも、他の卜術占いでは主に『個人』が占いの対象となりますが、マンデン占星術は国家や巨大な組織、政治、社会動向などを占う時に使われる手法です。
「マンデン」(Mundane)の語源は、「世界の」という意味のラテン語で、別名「社会占星術」とも呼ばれています。
「始原図」という、国の誕生日のホロスコープ(ネイタルチャート)を利用し、
1年の流れがわかる春分図、この先3ヶ月の流れがわかる夏至図・秋分図・冬至図を使って、社会を読み解くことができます。
会社であれば、設立日を元に占い。国家であれば建国記念日などを元に占いを行います。
企業お抱えの占い師になりたい人は是非とも手を出してみて欲しい占いですね。
とはいえ、その分読み解き方は占い師の技量によって大きく左右されます。
また、企業や国家を占うとなると、それ相応のリスクがあるという事も理解しなければいけません。
なんせ、社運がかかっているわけですから。
例えば、S〇ft Bankさんから『うちの会社の舵切りをどのようにしたら成長できるか教えて欲しい。』なんて言われたらどうでしょう?
個人ではなく組織をターゲットにするという事はそういう事です。
初学者が最初に手を出すには難しいのでおススメはできません。
あくまで上級占い師が覚えるべき占いになるかと思います。
習得難易度 | |
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一口メモ | 西洋占星術の一つ。
国家や巨大な組織、政治、社会動向などを占う時に使われる手法。 初学者が最初に手を出すべきではない占い。 まずは、”命術”の西洋占星術、”卜術”のホラリー占星術を診れるようになって初めて、マンデン占星術にステップアップしていくのが良いと思います。 |
初心者おススメ度 |
ルーン占い
ルーン占いとは、「ルーン(runes)」と呼ばれる文字を使った占いのことです。
1世紀頃からゲルマン人によって、実際に用いられていた文字で、
現代のルーン占いでは24のルーン文字を用いており、それぞれを24個の石(セラミックやプラスチック製のものが多い)一つ一つにルーン文字が刻まれたものを使います。
占う方法は、石を空中に放り投げ、落ちた石の位置関係によって占う『キャスト』と呼ばれる方法や
ルーンをランダムに取り出して一定の法則によって配置していく『スプレッド』などがあります。
また、ルーン文字はおまじないや願掛けなどにも使われていたことから、持ち物に刻んだり、現在でも御守りとして人気があります。
習得難易度 | |
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一口メモ | ルーン文字という古代語を使った占い方法。
ルーン文字単体でも魔除けの効果などが期待できますので、お守りとして持っておくだけでも良いかもしれません。 YES,NOという二択の占いとしては使いにくいですが、質問がはっきりとしているのであれば、『ズバッ』と答えを教えてくれます。 他の占いへの発展性が乏しいのが難点。 |
初心者おススメ度 |
易占
易占とは、
東洋では最も古い占いの一つとされており、陰陽、五行、八卦、64卦などの形式で森羅万象を捉え、宇宙自然の法則・状態を表しているとされるものです。
森羅万象を表す言われている通り、その応用範囲は多岐に渡ります。
一言で表現すると「卦と月日の関係から吉凶を判断する」占いです。
筮竹と呼ばれる50本の棒を使ったり、算木という道具を使ったり、コインやサイコロを使っても占う事が出来ます。
また、易占には下記3つの種類が存在します。
- 周易
- 断易(五行易)
- 梅花心易
折角なのでそれぞれを簡単に解説します。
周易
周易とは、儒教の経典でもある「易経」に基づいて占う術です。
この「易経」というものは、中国古典で四書五経の筆頭にあげられる儒教の経典であり
多くの学者によって解釈がなされたことで、占いの書にとどまらず、
「帝王学の書」、「智慧の書」、「哲学・倫理」とみなされています。
また「君子占わず」という言葉がある通り、『よく易を学んだものならば、占わなくても先々を知り、行動の出処進退を判断することが出来る』と言われています。
立卦(占い)の結果を「易経」の故事になぞろえて読んでいくだけで占いが出来るので、易の中でも最初に学ぶのには適しているかと思います。
断易(五行易)
断易(五行易)とは、周易の意味は積極的には用いず、あくまでも五行を中心として観ていくものです。
十二支や五行(木・火・土・金・水)との相性や性質に重きを置く占いです。
的中率は高いのですが、知識もそうですし、熟練度が無ければ正確な読み解きは難しいのではないでしょうか?
とはいえ、勉強をする環境もあるため、初学者でも手を出しやすいです。
梅花心易
梅花心易とは、中国北宋時代(十一世紀)に完成された易占法。
八卦や六十四卦の体系を基本としており、判断の基となる易卦を出す際に、あえて道具を用いず、占断する年月日時や周囲のあらゆる物から数を取って易卦を立てるのが特徴。
つまり、どこにいても、気になった時にすぐに占うことが出来るお手軽な占い。
断易同様に占う事柄の吉凶を判断出来たり、もする為、周易と断易それぞれの長所を併せ持つ占い。
占い方法も至ってシンプルなので、習得できると時間場所を問わずに占えるものの、道具を使わないので、少し地味に映ってしまうのが難点(占い師的に映えない(笑))
習得難易度 | |
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一口メモ | 東洋の占いの基礎理論を使うので、算命学や四柱推命、紫微斗数などとの親和性が高いのも特徴。
また、易経は『帝王学』とも呼ばれており、企業の社長も経営の書として学ぶ人も多い。 占いとしてのすそ野の広さと、応用力の高さから見ても学んで損の無い占い。 書籍やスクールでも取り扱いの多い占いの為、初学者でも学びやすい。 |
初心者おススメ度 |
太乙神数(たいいつしんすう)
太乙神数とは、中国の伝説上の皇帝である『黄帝』と『蚩尤(しゅうゆ)』との戦いの際に生まれたとされ、
もともとは政治や経済といった『国家の大事』を占うのを得意としていた占術です。
太乙神数では式盤(ちょくばん)と呼ばれる盤を利用します。
式盤は、内側にある九つの宮と外側にある十六の宮から成り立ち、十六宮にはそれぞれ十六神が定められています。
また、各宮に入る星は全部で十六種類あります。
この式盤に、年月日時の干支(十干十二支)を配置し盤の意味に従い運勢などの未来予測を行う占いです。
多角的な観点から占いを行う占断方法で、未来予測に長けており、「結婚はいつになるか」「人生最大の転機はいつか」といった「時期を知りたい」場合に大きな力を発揮します。
しかし、占いの中でも最も習得が難しく、使える人も非常に少ないことが知られております。
初学者には、まったくもっておススメしません。
習得難易度 | |
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一口メモ | 「国家の大事」を占うのを得意としていた占術。
目の前の些末なことにとらわれるのではなく、何百年、何千年という大きな時の流れを視野に入れて占う未来予測に長けた占断方法です。 習得が最も難しいとされている為、扱える人もごく少数。 初学者にはもちろんおススメ出来ません。 |
初心者おススメ度 |
皇極経世(こうぎょくけいせい)
皇極経世とは、皇極経世書という易経をベースにしたもので壮大な宇宙論が含まれている易の奥義と言われています。
易卦を用い、それを時間と空間に応用して時の流れを推理する占術で、皇極経世も政治や経済といった『国家の大事』を占うのを得意としていた占術です。
梅花心易を完成させた人物・邵康節が皇極経世書をまとめています。
スクールなどで教えている所は皆無と言っていいほど、学ぶ場合には独学になるか、皇極経世を扱える占い師の弟子入りをする以外には方法がありません。
書籍も少ない為、独学で習得するのも難しいかもしれません。
初学者にはおススメ出来ません。
習得難易度 | |
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一口メモ | 「国家の大事」を占うのを得意としていた占術。
一般の占い師で『皇極経世をやってます!』というのはほぼ聞いたことが無いです。 それほどまでにマイナーな占い。 初学者にはもちろんおススメ出来ません。 “皇極経世”をまとめたのは”梅花心易”を完成させた邵康節さん。 |
初心者おススメ度 |
六壬神課 金口訣(りくじんしんか きんくけつ)
六壬神課 金口訣とは、およそ2000年前に中国で成立したと言われる占術です。
六壬神課 金口訣は古代三式の『奇門遁甲』・『六壬神課(大六壬)』・『太乙神数』を融合した占いといわれています。
これら三式は天盤・人盤・地盤などを使う複雑な構造をしていますが、この金口訣は課といわれる四位の干支(十干十二支)のみで占うことができるため、東洋占いの基礎が理解できる場合には習得もしやすいのが特徴です。
また、諸葛孔明や天武天皇、安倍晴明が使った占術としても有名です。
的中率もさることながら、書籍などの資料も多く、少ないけど教えてくれる人もいるので、意と初学者にもおススメです。
習得難易度 | |
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一口メモ | 東洋占いの基礎があるとより習得がしやすい。
諸葛孔明や天武天皇、安倍晴明が使った占術としても有名。 |
初心者おススメ度 |
ジオマンシー
ジオマンシーとは、直訳すると「土占い」、大地の力を用いる占いです。
偶数と奇数を4つ組み合わせた、16種類のシンボルで占います。
「西洋易」とも言われます。
占い方は簡単で、ジオマンシー専用のダイスやさざれ石を使う方法や、紙とペンを使って占う方法などもあります。
シンボルにはそれぞれ意味があり、占いの結果に対して、それぞれの意味をしっかりと読み解くことで占断することが出来ます。
最近ではメジャーな占いとなってきたこともあり、書籍やスクールなどでも身近に学ぶことが出来ます。
初学者にもおススメの占いです。
習得難易度 | |
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一口メモ | 占いの方法も簡単で、覚えることも少ないのが特徴。
初学者でも学びやすい環境が用意されているのも良い。 石もパワーストーンを使ったもの等、カラフルなものも多く、小物として持っているだけでも気分が上がります。 他の占いへの発展性が乏しいのが難点。 |
初心者おススメ度 |
水晶占い
水晶占いとは、ヨーロッパでは「クリスタルゲイジング」や「スクライング」って呼ばれており
文字通り水晶を使って、水晶玉に映る陰影から様々な情報を読み取ることが出来る占いです。
霊視的な能力が必要になる為、一般的な人が水晶占いを使いこなすことは難しいとされています。
無論、初学者にはおススメ出来ません。
習得難易度 | |
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一口メモ | 霊能力のある方、是非とも頑張ってください。 |
初心者おススメ度 |
(◞
おまけ:おみくじ
おみくじとは、神社・仏閣等で吉凶を占うために引く籤の事です。
皆さんも一度は引いたことありますよね!
実はおみくじも、『偶然性から読み解く』”卜術”の一種でした。
独学でも学びやすい占いランキング
初心者でも学びやすい環境が用意されていることはもちろん、デッキの種類も豊富。王道故に活躍の場が豊富にあることもGood!
今回の学び-まとめ-
『卜術』とは、世界最古の占いであり太古の中国・日本では、亀の甲羅や獣の骨などを焼き、その亀裂によって吉凶を占っていた。
現在では、「今、この瞬間に偶然に出た結果(カードの絵柄やサイコロの目など)」から、出来事や運命の行方、物事の吉凶を推理していくもの
何故偶然性から物事を占うかと言うと、『占いの世界では、偶然と言うものは一切なく、全ては必然で起きている』という考えがあるから。
また、卜術の種類も多岐にわたる為、どの占いを勉強するかはしっかりと違いを理解してから学んでいくことが好ましい。
鴨岡志門的『独学で勉強しやすい占いベスト3』
- ジオマンシー:とにかく学びやすい!お手軽簡単!石も可愛い!
- タロットカード:占いの王道!活用場面も多い!
- 易占(梅花心易):東洋占いにおける幅広い基礎理論を体系だって学ぶことが出来る。他の占いにも発展がしやすい。